「願うと叶う」というほど世界は甘くなかった <完結>

「引き寄せの法則」というものに期待しすぎた少年が体験する、ちょっとした不思議話。 一応、ファンタジー? 運を良くしたい人必見・・・・というほどでもないか。

2014年03月

なんとなく思いついたんで、ちょっと書いてみますが。
いつものように「ブログに直で書き連ねていく」方法なんで文体がおかしいとこも多々ありますがご容赦ください。

基本、プロットもストーリーもなんも考えないで、ふと浮かぶ風景を書き連ねていく書き方なので。
もっと見えているものは広いのですけどね、文才があんま無いので、こんな感じでご勘弁を。
イズクモと主人公の最初の出会いのシーンなんですが、時間軸を超えたところでの話になります。
一応、番外編なんですが。気が向いた時に徒然書いていく感じでまとめてみようかと思いますけどね。
この<遭遇編>もラストまでイメージは見えているのですが、文章化するのが面倒なんで時間あるときにしていきますね。

そういえば、主人公の名前とか容姿とか、まったく書いてないことに気づきました。
わざとじゃありません、忘れてただけです。

ということで、不定期連載の番外編。

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もう外には意識を向けぬよう、

あの日から、そうしてきたはずなのに。

・・・・・・・・この懐かしい匂いはなんじゃ。

この、柔らかい懐かしい感覚はなんじゃ?。

わしの意識をゆっくりと奥底から揺り動かしてくる、この感覚はなんじゃろうか?


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あれが鉄砲というものか!

油断した。
あのように遠くから狙えるとは思いもしなかったのだ。

早く下草の茂る林へと逃げねば。

近くでもう一度土煙が上がり、そのあとに大きな岩をぶつけ合うときのような、乾いた衝撃音が響く。
同時に前足に強い灼熱感を感じた。

しもうた、避けそこなったか。

それでも全力で走る。開けた場所から一刻でも早く逃れなければ命はない。
あの鉄砲というものから早く逃れなければ。

もう一度脇で土煙が上がるのを見て、林の中に逃げ込んだ。
下草の生い茂る中に逃げ込んで、ほっと一息つく。

最近の猟師はあのような道具も使い始めたのか。今後は鉄の匂いにはもう少し注意せねばなるまい。

そう思いながら自分の前足を見て、ふらっと意識を失いそうになった。
肉が半分持って行かれて、骨が見えるくらいになっていた。

そこからは血が大量に溢れてきている。
走ってきた先をみると、地の跡が点々と続いている。
このまま移動しても、血のあとで見つかってしまう。

しかし、いくら舐めても追いつかない。

自分の血の味で、気持ち悪くなってくるがやめるわけにはいかない。
鉄のような匂いで気が遠くなってきそうだ。

いや、実際に急激な貧血により、気が遠くなってきたのだ。
視界がぼやけてくる。考えようにも頭がまわらない。
それに、体もどんどんと冷えてきて、
寒くて足も動かなくなってきた。

『このままでは明日は鍋の中じゃ。なんとかせねば』

遠のく意識に抵抗しながら、少しでも目立たない物陰に移動しようと立ち上がったが、次第に体の動きも鈍くなってくる。
朦朧としてきた意識のなかで、草をかき分けて近づいてくる足音が聞こえてきた。

さっきのやつらか、血の跡を追ってやってきたのか。

逃げようにも体が動かない。

足音がすぐ後ろに近づいてきた。

これまでか。

振り返ると、おぼろげに見える視界の中で、
大きな手が自分に差し伸べられるのが見えた気がした。

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何かパチパチと弾ける音が聞こえる。
なぜか腹の方が暖かい。さっきまで流れ出る血と一緒に、体温も下がっていた感じがしたのに。
今は暖かく感じるのはなぜだろうか?

しばらくそのまま考えて、自分の記憶の最後の場面を思い出した。
近づいてくる足音と、大きな手。


ハッとして目を開けると、
そこは床板の上だった。
囲炉裏の横に、むしろを敷いた上に自分は寝かされているようだった。

『まずい、これから鍋の材料になるのか!』

急いで体をおこそうとするが力が入らない。
囲炉裏にかけられている鍋はグツグツと音を立てて煮込まれているようで。
火も勢いよく燃えている。

ああ、わしの最後は人に食べられてしまうのか。

だんだんとハッキリしてきた視界のなかに、鍋のむこうにいる人間の姿も入ってきた。
こいつが、わしの最後を看取るやつか。

せめて、あの世に行く前に顔くらいは覚えておこう。

そう思ってじっと人間を見る。
男は鍋の蓋を取り中身をかき混ぜている。

わしを入れる前に、下準備をしておるのか。ともに鍋の中で、わしの最後を迎える具材はなんであろうか。

そう思いながらじっと見ていると、視線に気づいたのかその男は少し間抜けな顔で笑いかけてきた

「お、目が開いたか。おい、少しは起きれるか?」

そう言って、男は鍋の中身をすくって椀にとって狐の前に置いた。

木の粗末な椀は縁も欠けてボロボロではあったが、男がいつも大切に使っているのであろう。
使い続けられたもの独特の色合いになっている。

『?獲物に食事を与えるのか?妙な風習をもっておるやつじゃな』

ふんふんと匂いをかいでみるが。そこまで妙な匂いはしない。普通に野菜が煮込まれている匂いだ。

男はまた間抜けな笑顔で笑いかける

「ほれ、食べんと減った分の血が増えんぞ」

もう一度匂いを嗅いでみる。たしかに、イモと穀物の匂いしかしないので食べられないことはなさそうではあるが。

『太らせてから食おうというのか?』

どうにもこの男の意図がわからない。
血といえば、
自分の状況を思い出して、すぐに傷口を見ると、
そこには茶色い葉っぱの丸めたものとか、そういうのが巻きつけてあった。

痛みはあるが血は止まっているようだ。

「婆さんから教わった薬草でな。実際に試すのは初めてだったけど、ちゃんと効いているみたいで良かった」

そう言って笑って、

「まさか、最初に使うのが狐になるとは思いもしなかったがね」

と言って、もうひとつの椀を取り出して鍋の中身をとりわけていた。



その後、男は食事をしながらなにやこれやと話していたが。
まだ頭がぼんやりとしている身にとっては、半分以上ただの音の羅列にしか聞こえてこない。

聞き取れるなかでわかったのは、
どうやらこの男が自分を拾って、傷の手当もしてくれて。

今は餌までくれているようである。ということだった。
それに、自分を食べるつもりはないらしい。

そこで、ホッとして。
一口二口。椀に口をつけたあとは意識を失うように眠ってしまった。
囲炉裏の火の暖かさが体に染みわたってくる。

命は、助かったようじゃな。

しかし、この男の考えがわからない。
狐を助けていったいどうしようというのか?

まぁいい、今は眠ることが先であろう。











ふと思った、次回作の場面がいくつか浮かんできたので。メモ程度にちょいと書いておきます。
今度の作品は、どうやら過去世とかそういう「縁」、過去世の開放とか未来世の開放とか、そういうオカルト的でもあり、SF的に時間軸を超えた話としても展開していきそうな気配。
「過去世療法」とかありますけど、そういう話っぽいんですが、もっと複雑な話になりそうです。
これ、ライトなラノベではもはやなくなりそうな感じもしますが。
気が向いたら書いていきます。
二次審査通過したので、ちょっと調子にのってきた感じです。

今日はとりあえず、「予告編」的な感じで、印象的な部分だけを書いてみました。
これらが本編でどういうふうにつながっていくのか?それともここに書いて満足して
「予告編だけで終わった小説」となるのか。

読んでイメージふくらませてみてくださいね。

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いつものコンビニから九州醤油味のポテチを6袋買って戻ってくると、
イズクモがリビングに立ち上がって言った。

「おぬしは、なんのために今、ここにおるのじゃ?」

びしっと俺を指差しているが・・・。

「は?お前にポテチ買ってきてやったんじゃないか。何を言いたいのだ?」

「そうではない。わしは主の真我に問うておるのじゃ」

いきなり訳のわからないことを言い始めやがったが、こいつもついに、アニメとかネットの情報に毒されてしまったのか。
やはりネットにはチャイルドロックをかけておくべきであったか。

あ、でもそれやったら俺もイヤラシイの見れんじゃん。


「ぬしの、表に出ておらぬ。無意識に問うておるのじゃ。いつもぼーっとしておるぬしがわからんのは当たり前じゃ」

「真我?無意識に問う?何それ。日曜朝の魔法少女が使う新しい技かなんかか?」

「ぬしがなぜわしと出会ったのか、今までの女子とであっておるのか。
それをこれから見ていかねばならぬ。これからは、今までのようにヌルイ指導ではなくなるぞ」

「いつお前に指導されたよ。というか、人との出会いは偶然だろ?」

「ぬしはそこにシタゴコロが入っておるがの」

「男子として当然。美人の先輩と、胸の大きな可愛い後輩が同時に手に入ると知れば、多少の無理は通すというものだろう」

「山江かな一筋ではなかったのか?」

「それはそれ、これはこれ」

「ふむ、まぁよい。ぬしの無意識をもう少し活性化させぬと話が進まぬようじゃな。
今のぬしではなんの役にも立ちそうにないわ」

「なんだよそれ。お前のためにいつもポテチ買ってきてやってるじゃないか」

「そういうことではない。わし一人についてではない。
人類全体に関わることじゃ」

「人類全体?」

「ぬしが気づかねは、その影響が人類全てに広がってしまう。故に、わしは主を指導することになった」

「ことになった、って。それよりもなにそれ?俺がなんかしないと人類がどうかなるわけ?」

「そうじゃ。ぬしが気づかぬと。この世界が崩壊する」

「はぁ?」

という事で、俺はイズクモの指導を受けることになっていったのだが。
過去世、別の時空にある「自分」とのつながり。そこで得られた学びと今の関係性。
そして、俺につながる「縁」によって構成されている世界のこと。

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<一応新キャラ登場シーン>

「はじめまして、私は一年の湯ノ浦といいます。先輩は文芸部の人でしょう?ちょっとお話があるんですが、いいですか?」

目の前にいるのは黒髪ツインテールの美少女。つい胸元に目が行くが、それよりもこの少女は
足が美しい。そして、このギリギリの太ももライン。
ニーハイとスカートを短めにすることで現れる、この黄金比率。
なんと素晴らしい。

そもそも、女子と会話する機会なんてほぼないので、こんなに近くで足を観察することはないので、
足元からじっくりと鑑賞して脳内に静止画として記録する。


それから、「そうえいば、なんかこの子話してたな」と思い出して。
やっと話した言葉を思い出していった。

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「ぬしらは今、ここにおるものだけが「おぬし」を構成しているものではない。過去の時代、わしはぬしとであっておる。そこの縁でわしは今ここにおるのじゃ。
ぬしは、なぜ今ここにおるのかや?」

「過去の時代?それって、いわゆる霊能者の言ってた過去世とかそういうことか?」

「ぬしらはそう言うが。わしらからしてみたら、全て同じ、同時に有るように見えるものじゃ」

「それ、よくわからんな」

「時間軸というものが、ぬしらの基準で作られているものでしかないということじゃ。わしらから見たら、その時代の主も今のぬしも、ぼーっとした感じがまったく同じで。
なんでこやつと縁を持ってしもうたのかと、いろんな意味で考えさせられるわ」

「なんだそりゃ。まぁ、よくわからんけど、その過去の俺と今の俺が何の関係あるんだ?」

「ぬしが過去に行った過ちを、今ここで開放する必要がある。
そして、同時に未来のぬしの流れをつなぎかえる必要もあるのじゃ。過去のほうは今までのメガネメイドと生徒会長でなんとかなるが。
未来は膝丈靴下のあやつとの関わりが重要になってくるのじゃ」

「まさに、わけがわからない状態だが。それって、俺関係あるの?」

「ぬしが全ての中心におるのじゃ。これからいうことをよく聞いて、わしの言うとおりに行動するのじゃぞ。少しでもタイミングが狂ったら。明日のぬしはここにおらぬ」

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と言う感じで。
イズクモはまだ出てくるし、一応ロリっぽい新キャラも出てくる予定だったりします。
『願うと叶う~』でもちょっと書いてましたが。
「未来を見て今の行動を決める」
という話について詳しく書いていく感じになりますね。

無事、というかなんとか二次審査も通過させていただきましたみたいで。
かなり嬉しく思っております。
二次通らんだろうかな、と思っておりましたんで。タイトルあったときはちょいびっくりしました。
久々にこういうコンテストで二次まで残ったので、正直嬉しいですね。

とりあえず、イズクモイラストで喜びを表現してみました。

読んでいただいた皆様、ありがとうございます。


いずくも2時審査通過イラスト

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